NEC Express5800/S70 type SD + Pentium-DC E6300

安鯖のふりをした PC

昨年末,NTT-X store で NEC の低価格 IA-サーバ (ということになっている PC) を 2 台買った.一台は Express 5800/110Ge, もう一台は Express 5800/S70 type SD (以降 S70SD).過去の日記によると,2007/8 に ML115 を購入しているので,約1年半弱ぶりの新マシン.なお,110Ge は PCI-E x16 スロットがない(代わりに結構立派なケースと電源,3年保守がついている)など,サーバっぽい性格を残しているが,S70SD はもうほとんど PC と変わらない.というわけで,110Ge は opensolaris を入れて ZFS ベースのファイルサーバ,S70SD は ML115 の後継マシンとして運用している.

110Ge や S70SD のスペックや価格 (自作がばからしくなる価格です) については検索すればいくらでも情報がある *1 ので割愛して,今回 S70SD の CPU (Celeron440) を,Pentium ブランドなのになぜか VT 対応というお得 CPU,Pentium-DC E6300 に換装してみたので,換装の手順を簡単に + 換装前後の変化について.なお,E6300 はドスパラ本店で 8,780円で購入.

S70SD の CPU 換装の手順…を公開してくれているところ

S70SD は CPU を換装するとファンが最大風速で回りつづける有名な病気があって,それを防ぐには BIOS の書き換えが必要になる.とはいっても偉大なる先達の方々が手順を確立してくださっているので,基本的にはその手順を追いかけるだけ.脚注の wiki@nothing にも情報があるけど,ここが画面つきでわかりやすい.ただ,このサイトで使われている WinHex はフリーではないので注意.http://www.zob.ne.jp/~c.mos/soft/bz.html が代わりになる,というよりもこういう用途には BZ のほうがずっと使いやすい.c.mos さん *2 が作者なだけあって,小気味良く使える.

ところで,上記サイトの末尾にも書いてあるけど,BIOS 更新後に BIOS Setup で「SATA=RAID」になってしまっているところを (自分の環境に合わせて) 戻すのを忘れないように (by 忘れた人).

CPU 換装の効果

ベンチマーク (CrystalMark) と,コア温度 (CPUID HWMonitor),消費電力 (ワットチェッカー) を比較してみた.

ベンチマークの結果

測定は CrystalMark 2004R3.Celeron 440 (2.0GHz) → E6300 (2.8GHz x2) で,以下のようになった.

  • ALU: 約 9,000 → 約 27,500
  • FPU: 約 10,300 → 約 30,200
  • MEM: 約 9,500 → 約 14,400
  • HDD, GDI, D2D, OGL: ほぼ変わらず

コア数と周波数比で単純計算すると約 3 倍の性能差になるので,ALU, FPU はほぼその通りの結果となった.MEM が約 1.5 倍なのはキャッシュ容量が増えた恩恵かな.

温度測定の結果

CPUID HWMonitor 1.14.0 読み.室温は 25℃前後.440 で負荷時の値をひかえるの忘れた….

  • アイドル時: 40℃前後 → 30℃前後
  • 負荷時: 不明 (60℃前後?) → 50℃弱

うーん.プロセスが 65nm → 45nm となっていること,いくつか省電力機能が追加されていることから,CPU 周波数やコア数が増えていても,アイドル時はそこそこ良い勝負になるのでは,と思ってはいたけど,10℃も低いとは….と単純に感動できる話でもなくて,単にコア温度計のバイアスの違いかも.

消費電力

ワットチェッカー読み.ちなみに DVD-ROM を DVDマルチに変更,メインメモリは 4G に増設,HDD は 500GB/5400 回転 のものを一台追加,VGARadeon 3450.

  • アイドル時: 約 70W 弱 (両方変わらず)
  • 負荷時: 約 90W?(若干うろおぼえ) → 約 100W 弱

もうちょっと細かく言うと,アイドル時は E6300 のほうが 440 より心持ち低め.2W 程度.

結論

440 と E6300 を比べると,クロックが 4 割増しになってコアが2つになって VT がついて,なのにほとんど消費電力と CPU 温度が変わらない,しかも 9,000 円割れで買えるということで,良い買い物だったような気がする.

ただ,S70SD の本体が 14,700 円だったので,それと比較するとどうしても「高い買い物」に思えてしまうんだよな….購入当時 8K 円の HDD と 4K 円の Radeon は流用パーツだから勘定に入れないとしても,3K 円のDVDマルチと 4K 円のメモリに今回の 9K 円の CPU を足すと,もう一台 S70SD が買えておつりが出る金額になる.なにか釈然としない.

*1:たとえば NEC Express5800/110Ge - wiki@nothingNEC Express5800/S70 タイプSD - wiki@nothingなど

*2:90年代に一世を風靡した超名作エディタ,Vz Editor の作者

LITEON iHAS322-27 の謎

内蔵DVD作成ドライブ22倍速が 2,970 円

という広告が,近所のPC-DEPOTから入っていたので店に行ってみた.LITEON製のiHAS322-27という品番のドライブだった.22倍速というなんか無理矢理感が漂う数字はともかく,現在メインで使っているドライブが,NECのND-1100AというDVD-Rも焼けない骨董品(書き込みはDVD+R(W)専用)*1だったりするので買ってみた.安いし.その店で最後の一台だったし(背中を押すのに重要).

付属ソフトが試用版…

PCへの取り付けは問題なし.いちおうリテール品なので付属ソフトを見てみようと思い,同梱のCD-ROMをドライブにセットする.CyberLink DVD SuiteのTrial Versionインストーラがメニューに出てきた.ここらへんが値段なりということなのかな?

調べてみたら,iHAS322-27-PD8という品番の製品があり,そちらはPowerDVD8のOEM版(Trialではない)が付属して,標準小売価格的に500円ほど割高になっているらしい.個人的にはDVD再生ソフトに困っていないので安いほうで構わなかったけど,DVD再生ソフトを持ってない方は気をつけたほうがよいかも.

試用版だけではない?

…と思ったら,箱の中にもう一枚CD-ROMを発見.えーと,PowerDVD v7 OEM Versionと書いてあるような?シリアルらしきものも書いてある.

どういうことだろう?と思ってインストールしてシリアルを入力してみたら,PowerDVD v7のOEM 2ch Version*2というものだった.試用版ではないようだ.

改めて代理店の製品ページを熟読してみたけど,そんなものが付属しているとは書いていない.ひょっとして,実はiHAS322-27-PD7という製品があるのかと思ってぐぐってみたが,グッドウィルとかいう通販業者がそういう商品を扱っていることになっているらしい*3のが見つかっただけで,LITEONにも代理店のリンクスにもそんなものに関する情報はない.

どういうことなのだろう.付いてくると思わなかったものが付いてきただけだからまあ良いのだけど.

*1:ND-1300Aのファームを突っ込むとDVD-Rも焼けるようになると聞いて試してみたけど,焼き品質がボロボロで使い物にならなかった….

*2:2chは一瞬2ちゃんねる?と思ってしまったが,もちろんそうではなくてDolby Digitalが2ch対応という意味らしい.

*3:「対応状況などの詳細はメーカーHPにて最新情報をご確認ください」と販売ページに書きながらリンクも貼らない(存在しない品番の製品ページへのリンクは貼れないんだろうけど)業者なので,ここからもリンクは貼りません.

幻のヘビ?

シロマダラ (たぶん)

庭にヘビが…

庭で体長30-40cmくらいのヘビをみつけた.淡い紫と黒の横縞模様がきれいな,細長いヘビだった.頭から2/3くらいを,テラスに転がしてあった金網の下に隠してじっとしていた.

実はいままで野生のヘビというのを見たことがなくて,何の種類かはわからなかったが,マムシでもヤマカガシでもなさそうで,本州にはこの二種類しか毒蛇はいないはず(いま考えれば,どこかから毒蛇が脱走してきた可能性は考えるべきだった気がする)なので,とりあえず金網の外に出ていた尻尾をつまんでスーパーの袋にぽいっと入れた.

ヘビは殺したりしたら良くないと聞くし,なによりかわいそうなので,写真を数枚失敬させてもらって近所の森に放してやった.やっぱり庭にいるのも怖いし.家に入ってきたりした日にはさすがに大騒ぎだろうし.

シロマダラ

で,なんのヘビだったのかなー,マムシもヤマカガシも違うし,アオダイショウもシマヘビもあんな柄じゃなかったはずだなー,と web でチェックしてみてびっくり.

シロマダラというヘビでした.

日本中に広く分布しているものの,その習性や個体数の少なさから「幻のヘビ」扱いされているらしい.というわりには「シロマダラ見つけたー」というblog記事は結構多い気もするけど,ヘビ好きらしき人が「シロマダラ見つけた,幸せ」と(本当に幸せそうに)書いているのを見ると,やっぱりそれなりに珍しいのかな.初めて見た&初めて触った野生のヘビがそんな奴だったとは.

うわー,逃がしてしまって惜しいことをしたかな,とも思ったけど,まあ自分で飼えるわけでもないし,ヘビLOVEな知り合いもいないので,放してやって正解かな.強く生きろよー.

無知って怖い

…ところで,このヘビ,気が荒くてよく噛まれたりするらしい.ヘビの扱い方もしらずにそんなのを素手で捕まえるなんて,無知って怖いなー.考えてみれば,あんな鮮やかな模様のヘビ,どこかから逃げた毒蛇の可能性もあるわけで.ちょっと反省.

写真を追加 (2009.10.16 追記)

「スーパーの袋」に入れたあと,撮った写真を追加しました (あとでやろうと思って一年以上忘れてた).

「匿名性」という言葉が無邪気に使われている件について

インターネットの匿名性は幻想か

匿名性幻想,という言葉を最近よく見るようになってきた気がする.

匿名性 (anonymity) を確保することは幻想じゃない.実際,情報の発信者の特定を実質上不可能にする(無視できる確率でしか成功できなくする)ための技術は存在する.

しかし,それは「ネットは匿名社会である」というのとは大きな隔たりがある.その意味で,ネットの匿名性は幻想であるという主張は正しい.と思う.

匿名と実名の二元論が幻想の正体

ある発信された情報について,「匿名性が確保されている」か「匿名性が確保されていない」かのいずれかである.というのは正しい.でも,「匿名」か「実名(発信元が明らかである)か」のいずれかである,というのは正しくない.この二元論は成立しない.

匿名と実名の間には,「一見すると発信元は明らかではないが,がんばれば発信者の身元が特定できる」というグレーな部分がある.そして,このグレーの部分はとても広い.ほとんどのブログとか掲示板とかSNSとかの書き込みは,このグレーな部分にある.

このグレーな領域を「匿名だ」と無邪気に信じ込むと,匿名性幻想が成立する.

さっき書いたように,匿名性は確保できる.それは幻想じゃない.でも,名前を書かなければ確保できるほど簡単なもんじゃない.それは幻想だ.

匿名性幻想と「閉じられているから安全」という欺瞞による弊害

ネットいじめとか,出会い系サイトとか,学校裏サイト(これは針小棒大に騒がれすぎ,というか,公式じゃなければ裏だ,というこれまた変な二元論の産物だと思うけど)とか,子供のネット利用によるさまざまな問題を,ネットの匿名性とか公開性とかのせいにしようとしている人がいる.

けれども,実際には,ありもしない匿名性を無邪気に信じることが問題を引き起こしている部分が大きいんじゃないかな,と思う.ふつーの子供は「ばれるんじゃないか」という懸念があれば,あまり無茶なことはやれない.

あとは,SNSとかいう衆人環視が働きにくい危険な環境を「閉じられた社会だから安全」とかノタマウ欺瞞が,被害をエスカレートさせているところもあると思う.「みんなが見てる」という意識があれば,あまり品性を疑われるようないじめの言葉は書けない.その程度の良識と気の弱さくらいは,「いまどきの子供」に期待してもよいと思う.

国会とか政府では,青少年保護のためにフィルタリングを強化しよう,とか言っているけど,そんないたちごっこが目に見えている対症療法よりも本質的にはこちらの問題を解決するべきだと思う.なぜそうしないんだろうか.なぜ匿名性幻想がはびこったままなのだろうか.

匿名性幻想があったほうが便利なこともある

匿名性幻想が共有されているほうが都合がよい人たちはいる.ネットの匿名性が諸悪の根源だ,バランスをとることが必要である,ということにしておけば,監視や検閲も正当化できる.いままで「通信の秘密」という憲法の高い壁を前にして手が出なかったことを,「青少年保護」という錦の御旗の元にうやむやのうにゃむにゃにすることができる.子供を「お墨付き」サイトに囲い込むことにして,お墨付きを与えたりもらったりする利権も確保できる.

陰謀論?そうかも.でも,心の片隅くらいにはメモしといても罰は当たらないと思う.

提案

匿名性が幻想である,ということをちゃんと子供と共有しよう.ログというものがあることを理解させよう.メイルヘッダにどんなことが書いてあるかを理解させよう.「利用規約」に個人情報の提供についてどんなことが書いてあるかを理解させよう.裁判所の令状があれば身元は特定されるし,実際にはそれすら必要ないような規約が書かれていることが多い.

「閉じられた環境が安全」というのはほとんどの場合は欺瞞であることを子供と共有しよう.SNS という名の「閉じられた」会員制サイトで,実際にどのような被害が起きているかを理解させよう.「子供向けサイト」が子供をターゲットとした犯罪者にとってどんなに都合がよいかを理解させよう.

フィルタリングで子供の目を塞ぐ前に.

ML115 で PCI-E VGA ボード+大容量メモリ

ML115 の弱点

最近すっかりメインマシンになった ML115.2万以下とは思えない働きをしてくれる.

ただ,PCI-EVGA を増設し,メモリを2GBより多く搭載すると増設 VGA が認識されなくなることがあるという素敵な病気をお持ちである.3GB だと OK なカードもあるらしいが,4GB だとほぼ全滅.

今までは ECC 512MB x2 = 1GB で生活していたので上記の病気とは無縁だった.ただ,普通に使っている分には(Vistaなんて使わないので)十分だけど,仮想VMをいくつも立ち上げようとするとやっぱりつらい.というわけで,1GB x 2 = 2GB を増設して 3GB にトライすることにした.

…3GB でもだめな子だったのね.>ELSA Gladiac 776GS

いや,ほんとは別に 776GS が悪いわけではないのだけど.

症状

  • VGASafe(最高解像度1280x1024, no accel.)でしか起動しない.昔なつかしの波打つスクロール.目に悪い.
  • バイスマネージャを確認すると,「PCI 標準 PCI-to-PCI ブリッジ」のうちデバイス15(7600GSが接続されている)がリソース競合で動作不能になっている.

対処

リソース競合だったら不要なデバイスを殺せばなんとかなるんじゃないか,ということで一番不要そうなオンボード G200e を無効化してみた.
あたりだった.

  • PCI-to-PCI ブリッジのデバイス13を(手動で)無効化する⇒再起動.

効果

  • WindowsXP SP2, メモリ 3GB, ELSA Gladiac 776GS (GeForce7600GS) の環境がふつーに使えるようになりました.

WindowsからのGPT保護パーティションの削除

MacBook の HDD を Windows 用に流用

そういえば書いていなかった気がするが,一年ちょっと前に MacBook(初代梅)を買った.それからメモリを 2GB に増設して,HDD も 160GB に換装してつかっている.つまり,最初から付属していた 512MB のメモリと 60GB の 2.5インチ SATA HDD が余った.

512MB の SO-DIMM はあまり使い道がないのでおいておくとして,HDD のほうはもったいないので奥さん用のポータブル HDD として使ってみることにした.

パーティションが削除できない…

というわけで,奥さんの Windows2000 マシンに繋いで初期化…できない.orz

コントロールパネルの「ディスクの管理」でパーティションを削除しようとしても,「パーティションの削除」のメニューアイテムが薄くなって選択できない.

なんだこれは,と思って ML115WindowsXP から見てみると「GPT 保護パーティション」との表示が.なるほど.つまり,MacBook で使っている新しいパーティション形式(GPT: GUID Partition Table)で管理されている HDD が,Windows で使っている古いパーティション形式(基本パーティションは4つまで,とかいうアレ*1)しか理解できないソフトによって壊されないように保護している,ということらしい.

…でも,「GPT保護パーティション」って表示しているということは,少なくとも「GPTで管理されている」ということを理解しているってことだろうに,なぜ削除すらさせないんだろう.>「ディスクの管理」ツール.

対策(GPT保護パーティションの強制削除)

diskpart という Windows 標準添付のコマンドラインツールを使うのが一番楽.ちょっとややこしいので備忘録をかねて以下に手順を.

  1. diskpart を起動する(コマンドプロンプトなどから).DISKPART> とプロンプトが出てくる.
  2. list disk と入力.接続されている HDD がずらずら出てくる.削除対象を探す(以下の例では「disk 2」が対象だったとする).
  3. select disk 2 (←数字は環境による) と入力して,削除対象の HDD を選択する.
  4. ちょっと深呼吸して,自分が何をやろうとしているのか,十分に確認する.(←ここ重要)
  5. clean とおもむろに入力して,上記の select コマンドで選択したディスクの内容を抹消する.
  6. exit で diskpart を終了する.あとはふつーに「ディスクの管理ツール」で取り扱い可能になる.もしくは,exit せずに diskpart でパーティション確保などを行うことも(当然ながら)できる.

diskpart の詳細は,DiskPart Command-Line Options | Microsoft Docsを参照のこと.

*1:MBR パーティション形式とか呼ばれることもあるアレ.正式名称って何だろう?

ML115 を買った

CPU が Athlon 3500+ のエントリサーバ機(詳しい性能諸元はぐぐってください).\18.9K + 送料で HP 本体から購入.異常とも思える価格設定に魅かれてしまった.

さらに驚きなことに,タイミングがよければ NTT-X Store から \15K 未満で買えたらしい.ちょうど自分が買おうと思っていたときには売り出していなかった.でも,この値段でも十分に安い.

過去の日記によると,3年ちょっと前に現在のメインマシン(の主要パーツ)を買っている.それから HDD などは追加したりしているが,デスクトップ PC 本体を購入するのはそれ以来(note は昨年末に MacBook を購入している…というあたりのことは書いていないなぁ).そのときの費用は,手持ちにあったメモリと HDD と DVD-ROM ドライブを除いて,ケース(Aria)+ マザーボード(GA-K8VM800M)+ CPU(Athlon 3000+)+ CPUクーラー(Zalman CNPS7000B-AlCu)で \51K くらい.

…自作する気をなくすなぁ.

追加したもの

ML115 は,CPU やマザーボードなどの基本性能は十分だが,もともとがサーバ用ということもあり,いくつかそのままではデスクトップ機として使い物にならない部分がある.

VGA
MGA 200e 相当…なのはまだ良いのだが,VRAM 2MB はしょぼすぎ.
HDD
SATA 80GB.まあ使い方によっては十分なんだけど.
Sound
なし.BEEP のみ.
CD-ROM
CD-ROM x48 のみ.DVD なんて知りません.

というわけで,それぞれ,

VGA
ELSA Gladiac 776GS (nVidia 7600GS) を追加.たまたま近所の PC DEPOT で \9980 で買えてしまった.
HDD
HGSTSATA 500GB.ちょっと前に特売されていたのを購入.\11K くらいだったかな?
Sound
BEHRINGER U-CONTROL UCA202 (USBサウンド,\4.2K + 送料 \525 で購入)を追加.
CD-ROM
昔購入した外付け DVD+RW ドライブの IO-DATA iEUN4P から,中身 (NEC ND1100A) を抜き取って交換.

と,拡張した.こちらのパーツ代だけで \25K くらい(ND1100A は含めず)と軽く本体価格を上回ってしまった気がするが,それでもフル自作するよりぜんぜん安いので気にしないことにする.

あっさり動いた

どれもあっさりと動いてしまった.ネタにならん.ふつうに快適な環境になりました,

注意事項

いろいろなサイトでも触れられていますが(ML115 で検索したり 2ch のハードウェア板の ML115 スレッドを覗くと,それなりに情報が集まります),以下,パーツ選びの際の注意事項を:

  • PCIe x16 スロットにボードを挿すと,ボード裏と CPU クーラーとの隙間が数ミリ程度しかない.裏面にまでヒートシンクが回りこんでいるようなカードは避けたほうが無難.
  • PCI は 3.3V のみ.最近のボードなら大体 3.3V に対応しているんじゃないかと高をくくっていたら,実は安物サウンドカード(玄人志向など)はほとんど 5V のみ対応だったりする.安物ではほとんど唯一,SoundBlaster5.1 が 3.3V//5V 対応で \2K 弱で購入可能.

こんなところかな.PCI の電圧についてはちょっとはまるところで,このせいでメインマシンから移植するつもりだった Phillips PSC706(5Vのみ)を使うことができませんでした.

不具合?

ほとんどふつーに動いているけど,なんか USB まわりが微妙?

私の環境では,Logitec (日本名 Logicool)の Trackman Wheel が,電源 OFF からの Windows XP (SP2) ブート時に認識されません(挿しなおせば動く).リブートのときは問題ないのですが.

ただ,他のサイト等では見かけない症状なので,Trackman 側の不具合なり相性なりかも.