WindowsからのGPT保護パーティションの削除

MacBook の HDD を Windows 用に流用

そういえば書いていなかった気がするが,一年ちょっと前に MacBook(初代梅)を買った.それからメモリを 2GB に増設して,HDD も 160GB に換装してつかっている.つまり,最初から付属していた 512MB のメモリと 60GB の 2.5インチ SATA HDD が余った.

512MB の SO-DIMM はあまり使い道がないのでおいておくとして,HDD のほうはもったいないので奥さん用のポータブル HDD として使ってみることにした.

パーティションが削除できない…

というわけで,奥さんの Windows2000 マシンに繋いで初期化…できない.orz

コントロールパネルの「ディスクの管理」でパーティションを削除しようとしても,「パーティションの削除」のメニューアイテムが薄くなって選択できない.

なんだこれは,と思って ML115WindowsXP から見てみると「GPT 保護パーティション」との表示が.なるほど.つまり,MacBook で使っている新しいパーティション形式(GPT: GUID Partition Table)で管理されている HDD が,Windows で使っている古いパーティション形式(基本パーティションは4つまで,とかいうアレ*1)しか理解できないソフトによって壊されないように保護している,ということらしい.

…でも,「GPT保護パーティション」って表示しているということは,少なくとも「GPTで管理されている」ということを理解しているってことだろうに,なぜ削除すらさせないんだろう.>「ディスクの管理」ツール.

対策(GPT保護パーティションの強制削除)

diskpart という Windows 標準添付のコマンドラインツールを使うのが一番楽.ちょっとややこしいので備忘録をかねて以下に手順を.

  1. diskpart を起動する(コマンドプロンプトなどから).DISKPART> とプロンプトが出てくる.
  2. list disk と入力.接続されている HDD がずらずら出てくる.削除対象を探す(以下の例では「disk 2」が対象だったとする).
  3. select disk 2 (←数字は環境による) と入力して,削除対象の HDD を選択する.
  4. ちょっと深呼吸して,自分が何をやろうとしているのか,十分に確認する.(←ここ重要)
  5. clean とおもむろに入力して,上記の select コマンドで選択したディスクの内容を抹消する.
  6. exit で diskpart を終了する.あとはふつーに「ディスクの管理ツール」で取り扱い可能になる.もしくは,exit せずに diskpart でパーティション確保などを行うことも(当然ながら)できる.

diskpart の詳細は,DiskPart Command-Line Options | Microsoft Docsを参照のこと.

*1:MBR パーティション形式とか呼ばれることもあるアレ.正式名称って何だろう?